A ドイツの反応は?
アメリカに数多くのホロコースト・ミュージアムがつくられてきたことに対し,加害国であるドイツはどのような反応を示したのでしょうか。また,ドイツにあるホロコースト・ミュージアムでは,どのような展示がなされているのでしょうか。
B 何が展示され,何が展示されなかったのか?
1994年にワシントンDCに開館したホロコースト・ミュージアムは,世界でも最大規模を誇ります。展示にあたっては,「ホロコースト」の定義や,髪の毛を展示することの是非などをめぐって多くの論争が起きました。
展示の基準となった「教育的記憶」とは何を意味するのでしょうか。
C 展示をみる側の姿勢
著者も述べているように,「ミュージアムやその展示は,企画者や発信者たちの意図を一方的に反映したものではない。オーディエンスによる欲望との交渉,調整,せめぎ合いの結果生まれ」ます。私たちは,どのような点に注意して,展示をみるべきでしょうか。
D 加害者・被害者の姿勢
いま「歴史認識」をめぐっては,日本もいろいろな問題を抱えています。
ホロコースト・ミュージアムの構図でいうと,例えば日本が加害者側だった場合,被害者側だった場合,どのような姿勢でその展示を受け入れるべきでしょうか。