『幻想の資本コスト経営―株式会社の人的資本と利潤の意味論―』を試し読みいただけます。
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亀川雅人[著]
利潤という言葉は,使い方によって異なる。その多様性を確認しなければ,その原因と結果の分析には進めない。企業価値や株主至上主義,株価と経営な どの諸問題について,コーポレート・ファイナンスの理論を横目で見ながら迷路に入っていく。株式会社の研究は多いが,認識方法によって利潤の概念は相違する。自然科学や社会科学など,物事を考える方法も分野によって異なる。しかし,複雑で混沌とした問題を整理するとき,利潤は便利な概念でもある。主観的で独りよがりの願望は説明できない。(はしがきより)