石澤靖治[著]
2,200円+税
日本にとってこれほど近いアメリカとの関係だが,それに関する書籍は外交や安全保障といったものを中心にしたものが多くを占めている。もちろん国際社会において,これらの分野は最も重要な要素であることは間違いない。だが,外交や安全保障を中心にして説明する日米関係についての本は,元々その分野に興味をもっていた人や,政権を担当する人などの当事者を除けば,一般には馴染みにくいのではないだろうか。
そこで本書では,日本とアメリカとの戦後の出来事に焦点を当てながら,それぞれの時代の国民は,それらをどうとらえ,どう感じていたのかという視点で日米関係をまとめてみようと考えた(はじめにより)