石澤靖治[著]
2,200円+税
日本の大企業では内部昇進制を通じた生え抜き型の経営者が主流になっており,この点は主に外部のCEOを登用する米国企業とは大きく異なっている。また創業者社長とサラリーマン社長の企業では収益率で前者が上回っているという研究も複数発表されてきた。いずれにしても「創業者型経営者」というものは,いつの時代においても必要とされるリーダーであることに変わりはない。そうしたリーダーたちの群像を経営史と経営学に照らし合わせて描くことができれば,本書の役割を果たしたと言えるのかもしれない。(はしがきより)