小社では,このたび『「復興のエンジン」としての観光―「自然災害に強い観光地」とは―』を刊行いたしました。“災害に強い観光地” となるための要件を,精神・教育・経済という3つの視点から分析・提言した1冊です。
試し読みがございますので,ぜひ,ご覧ください。
もっと詳しく知りたい方は…
「復興のエンジン」としての観光―「自然災害に強い観光地」とは―
室崎益輝[監修・著]・橋本俊哉[編著]
風光明媚な景色や温泉などの自然の恵みを享受できる日本は,地震や津波,火山噴火や台風,洪水等の自然災害が繰り返されてきた「自然災害大国」でもある。
被災地にとってハード面の復旧は欠かせないが,自然や文化を取り戻すことなくして,地域の復興はありえない。本書は,そのプロセスにおける観光の役割に着目している。
多様性をもつ個々の観光地や地域が,災害抵抗力・災害回復力の程度を理解し,弾力型観光地をめざすべく,自らの観光地・地域に必要とされる取り組みを確認し,検討するための指針として本書で取り上げられている視点を参考にしていただければ幸いである。(はじめにより)